医院名 |
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セキイイン 関医院 |
院長 |
セキ カズヒロ 関 和宏 |
住所 |
〒847-0062 佐賀県唐津市船宮町2302-33 |
診療科目 |
内科、糖尿病内科、消化器内科、皮膚科、アレルギー科、泌尿器科 |
電話番号 |
0955-72-8265 |
巻き爪とは
巻き爪とは、爪の両側あるいは片側の端が内側に向かって強く巻き込んだ状態になる爪の変形のことをさします。
最もよく見られるのは足の親指です。爪を前から見たときにアルファベットの「C」や「J」の字のように見えることが多いのですが、ホチキスの針のように鋭角に曲がった状態になることもあります。
巻き爪の患者さんが矯正治療を始めるきっかけとして最も多い症状は「痛み」です。
何もしなくても足の指先が痛い(自発痛)という方だけでなく、上方向や横方向から力が加わると痛む(圧痛)という方も、治療の対象になります。長く歩いた時、つま先が狭い靴を履いた時、就寝時に掛け布団の重みが加わった時など、日常生活の中で痛みを感じるシーンはさまざまのようです。
通常、巻き爪は自然に治るものではありません。長い間放置すると、症状がさらに悪化したり、痛みをかばった歩き方を続けることで膝や腰の痛みへと発展したりする可能性もあります。繰り返し痛みを感じるようになったら、早めに治療を始めることをおすすめします。 また、巻き爪の「外見」が気になって治療を希望される方もいます。
冬~春頃に矯正治療を始めて、素足を出す機会が増える夏までに爪の形をきれいに整えておくのも一つの方法です。
・巻き爪に対する矯正治療とは
矯正器具を使って爪の形を本来の状態に近づけることにより、爪による皮膚への圧迫・刺激を防ぐ治療です。
施術直後から痛みが取れる場合もあり、巻き爪治療としては第一優先で選択される治療となります。
・矯正治療の適応となる患者さん
足の爪が過度に湾曲している患者さんが対象です。装着前に爪幅を測定し、適応したサイズの矯正具を装着します。
爪幅が矯正具の適応サイズを大きく外れる患者さんには装着できない可能性があります。また、爪の状態によっては装着いただけない場合もあります。
(例:爪周囲に炎症を伴う方、あまりにも爪を短く切られている方(深爪の方)、爪がもろい方、爪の厚さが薄い方 など)
・矯正具の交換時期
2週間~3ヶ月の連続装着を想定しています。爪が伸びてきたら、むやみに触らず、装着したまま医療機関を受診してください。
・矯正具の交換時期
矯正治療中は爪に大きな負荷がかかるスポ―ツ(水泳、サッカーなど)は出来る限り控えてください。矯正具が外れる可能性があります。
・外用薬を併用する方法とは?
一時的に爪をやわらかくする専用の薬剤を矯正具と併用して、治療期間を短縮し、さらに、再発しにくくする治療法です。
・外用薬の特徴
有効成分が、爪を一時的に軟らかくすることで、爪矯正具の治療効果を高めます。
軟らかくなった爪は数日かけて再び硬化します。爪矯正具の働きにより、平たんになったまま爪が再硬化するため、再び巻きにくい爪になることが期待されます。
・注意すべき点
塗布してから約24時間後に、外用薬を必ず洗い流してください。外用薬による刺激などの副作用が生じる可能性があります。