医院名 |
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セキイイン 関医院 |
院長 |
セキ カズヒロ 関 和宏 |
住所 |
〒847-0062 佐賀県唐津市船宮町2302-33 |
診療科目 |
内科、糖尿病内科、消化器内科、皮膚科、アレルギー科、泌尿器科 |
電話番号 |
0955-72-8265 |
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が蓄積される病気で、肝臓の機能を低下させます。
食べ過ぎや運動不足、肥満、糖尿病、アルコールの摂取などが原因で起こります。
放置すると肝硬変や肝臓がんなどの深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
ストレス管理などによる生活習慣を改善することで治すことができます。
【原因】 | 食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、肥満、無理なダイエット 糖尿病、高中性脂肪(脂質異常) |
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【症状】 | 疲れやすい、肩が凝る、腹部の不快感 |
【合併症】 | 肝炎、動脈硬化、肝硬変、肝臓がん |
【診断】 | 超音波検査、血液検査、CT検査、MRI検査、肝生検 |
【治療】 | 食事療法、運動、禁酒(節酒) |
【食事療法のポイント】 | 糖質、脂質の過剰摂取を避ける 野菜や海草、きのこ類などを十分摂取する 食物繊維やビタミン類を減らさないように注意する たんぱく質を適度に摂取する |
特に糖質の摂り過ぎには注意が必要です。果物の果糖は吸収がよく、肝臓で中性脂肪になりやすいため、1日に1/2個を目安に朝食時に食べましょう。
当院では、超音波画像診断装置を使って肝臓の硬さを測定し、また高画質な画像で診断する事が可能です。
肝臓の硬さを測定することで、線維化(線維が増えて硬くなること)の程度(線維化ステージ)を調べることができます。
肝臓の硬さ、繊維化が進むことで肝硬変、肝不全、肝臓がんに進行するリスクが高まりますので、早めに検査を行う事で進行や予防にも繋がります。
先進の「DeepInsight」技術を、コンパクトなボディに惜しみなく注ぎ込みました。いつでも「リアルな」高画質での検査が実施可能です。めざしたのは超音波検査の「未来基準」。ARIETTA 650 DeepInsight SEが超音波診断装置の新たな価値を提供します。
組織にせん断波を発生させ、伝搬速度(Vs)を計測することで硬さを評価できます。
iATTは肝脂肪化の程度を推定するための指標(ATT)を計測します。
※iATT:肝臓の脂肪の評価
※Vs :肝臓の固さの評価
画質処理開発においてAI技術*1を使用したDeepInsight技術は、膨大な情報から必要な情報のみを抽出し、ノイズに埋もれていた微細な組織や複雑な組織構造をより明瞭に表現することが可能となりました。
より自然な表現で組織を描出します。
*****新犬山分類との比較*****
肝炎を発症し線維化が進行すると組織の硬さに局所的なばらつきを生じるため、RTE画像内で硬い領域(青色の領域)が増加し、まだら模様が大きく現れるようになります。肝炎stagingは穿刺による侵襲的検査で診断されますが、RTEにより非侵襲的に評価でき、経過観察や治療フォローアップで頻回に検査が行えると期待されています。
下図は、肝臓RTE画像と病理組織標本からstage分類を行う新犬山分類法のstagingとの対比を示しています。
※RTE:肝臓の線維化の評価(肝臓がどれだけ傷んでいるかの評価)